May 5, 2010③ Adventures in Wonderland
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扉から恐る恐る中に入ったものの、そこがどういう建物なのかわからなかった。
住宅という感じはしなかった。
階段を上がっていくと徐々に陽が射し明るくなっていった。
一部改装しているのか、コンクリートの類を塗ったり何かを壊す作業をしている男性が沢山いた。
粉塵が舞うような作業場の前を通り抜け、ぽっかり口を開いた場所に自転車おじさんは入って行った。
そこは・・・部屋・・・だった。
たった一つの部屋・・・。
おじさんに続いて中に入ると、他に男性が2人座っていた。
なんとも形容し難い雰囲気だった。

まぁ座って、という感じでクッションのようなものを置き、部屋の角に私の居場所を拵えてくれた。
ここに腰を落ち着かせていいものか・・・、私は内心躊躇しながらも壁に寄りかかるように座った。
思わず身体を丸める。
体育座りだ。

部屋を見渡すと、ブラウン管の小さなテレビ、扇風機がそれぞれ一台あり、辺りには服のようなものが色々と散乱していた。

・・・どういう場所なのだろう・・・・・・?

私の小さな不安をよそに、自転車おじさんはリラックスモードに入ったのか、ジュラバを脱いだ。
なんと!その下にはジャージを着ていた。
なるほど~下は意外と普通なのね。
一外国人として、勝手にイメージを持っていたのでちょっと衝撃だった。

それから少しすると銀のティーポットとグラスを何処からか運んできて、ミントティーを注いでくれた。
モロカンミントティーはマラケシュに着いてリアドで飲んだものが最初だったが、そこでおじさんが注いでくれたものも美味しかった。
そうして何杯かお茶を頂き、喉を潤していく内に少し安心感が出てきた。

しかし、やはり先に部屋に居た他の男性たちにも言葉は通じない。
フランス語の嵐の中、マリアージュ、パスポルト、投げかけられた単語が英語に似たものであれば、推測からやりとりも出来たが、完全には分かり合うことはできない。
それから面白をかしなコミュニケーションが始まるのだった。
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by filmaniayako | 2010-10-22 12:52 | travelog | Comments(7)
Commented by md-works at 2010-10-22 17:39
ふぅ〜。ジュラパを脱ぐと三日月刀の刃が光る。
おじさんたちは無言で取り囲むと……。じゃなくて良かった。

で、それで、それで?
Commented by yukinyaa04 at 2010-10-22 21:36
で?
Commented by studionow at 2010-10-22 22:20
更新確認いたしました、mixiにスキャンの記載、そろそろだと、明日は楽しみましょう。
Commented by 琥珀亭 at 2010-10-23 19:47 x
フムフム
Commented by zoo_photo at 2010-10-24 11:10
またもや続きが気になる・・・・・
Commented by 隊長 at 2010-10-24 16:07 x
行進確認!
Commented by filmaniayako at 2010-10-25 17:52
>md-worksさま
お名前がアルファベットになって不思議な感じです。笑

部屋の事情が全く飲み込めなくて、初めの第一歩が結構緊張しました・・・。
ジュラバの下から出てきたのがジャージ姿でよかったです。
どうもありがとうございます。

>yukinyaaさま
突っ込みありがとうございます。
で、あしたまにあーな。

>studionowさま
スキャンは別件でしたが・・・
先日はありがとうございました。

>琥珀亭さま
ムフムフ 
ありがとうございます。

>zoo_photoさま
気にして頂きどうもありがとうございまする。

>隊長
確認ありがとうございます。
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